体外受精(IVF)について

高度生殖医療のうち、体外受精(IVF)の基本的な知識について解説します。

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体外受精・顕微授精の基礎知識

体外受精(IVF)とは

体外受精とは

体外受精とは、
子宮から体外に取り出した
卵子を受精させ、
再び子宮に戻す不妊治療です。

体外受精について

体外受精が
適用となる状態

体外受精は、どんな夫婦が
受けるべきなのか説明します。

適用となる条件について

体外受精
基礎知識メニュー

各ページで
体外受精を受ける前に知っておきたい
基礎知識を紹介しています。

体外受精のスケジュール

治療の流れについて説明します。

スケジュールはこちら

体外受精の治療法

排卵法や受精卵の培養方法を説明します。

治療法こちら

体外受精の治療法

費用目安やシミュレーション例を紹介します。

費用の目安はこちら

ここでは、体外受精とは何か、どのような場合に体外受精(IVF)を選択すべきかなど、体外受精にかんする知識をまとめています。

体外受精(IVF)ってどんな治療?

体外受精というのは、子宮の中から取り出した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後で、再び子宮の中へ戻すという不妊治療の方法です。

体外受精は一般的に、タイミング指導や人工授精などで妊娠が確認できなかった場合、あるいはこれらの方法では妊娠できないとはじめから考えられる場合に適応となります。自力で受精するのが困難なケースにおいて検討される治療法と言っていいでしょう(どんな場合に適応となるのかの詳細は、下でも解説しているので、チェックしてみてくたさい)。

体外受精による不妊治療で妊娠できる確率は、約20%~40%と言われています。

【年齢別成功率】
・26~34歳:35~40%
・35~39歳:20~35%
・40~45歳:5~20%

ただ、もちろんですが、この数字というのは、治療を受ける人の年齢や体の状態、治療歴、また治療を受けるクリニックによっても違ってくるので、注意しましょう。クリニックによっては、ホームページなどで体外受精による妊娠率、受精率などを掲載している場合もあるので、参考までに確認してみるとよいでしょう。カウンセリングで聞いてみるのもおすすめです。

さて、そんな体外受精ですが、「日本産科婦人科学会」によると、日本国内の医療機関において体外受精が行われた回数は、2013年で368,000回にも及ぶそうです。そして、その体外受精により、おおよそ4万人もの赤ちゃんがこの世に誕生しているそうです。単純に年間の出生数で考えてみると、なんと約24人に1人の割合となります。体外受精がどれだけ普及しているか、よくわかる数字ですね。高齢出産が増えている近年、これからさらに体外受精によって産まれる赤ちゃんが増えていくことも予想できます。間違いなく、不妊症に悩むカップルの救済手段として定着していると言えそうです。

どんな場合に体外受精(IVF)
適用となるの?

体外受精による不妊治療が適用となるのは、以下に挙げるようなケースです。

 

男性側に原因がある場合

  • 「乏精子症」や「精子無力症」、「奇形精子症」、「無精子症」といったように、精子に何らかの原因がある場合、一般的には精液を改善するために薬物療法で様子を見ることになります。しかし、それでも改善が見られない場合、また人工授精などを行っても妊娠が確認できない場合は、体外受精を勧められることになるでしょう。また、男性不妊が重症の場合には、精巣から精子を取り出すことができれば、顕微授精の適応となります 。

女性側に原因がある場合

  • 卵管が閉塞してしまっているケース(子宮内膜症、細菌感染など)
  • 卵子を卵管へと運ぶ機能が損傷してしまっているケース(ピックアップ障害など)
  • 高齢により卵子の老化が進行し、妊娠の可能性が低くなってしまっているケース
  • 抗精子抗体があり、精子を受けつけないようなケース

原因不明の場合

不妊検査を行ったものの、とくに異常が見つからず、タイミング指導や人工授精を行っても妊娠が確認できない場合には、機能性不妊の可能性があります。この場合も、体外受精の適応となります。このような場合は「ピックアップ障害」の可能性が高い確率で考えられ、実際に体外受精を行うことで受精の確認ができます。

 

体外受精(IVF)のスケジュール・治療法・費用をチェック

体外受精のスケジュールや治療法の詳細、また費用については、それぞれのページを設けてくわしく解説したいと思います。以下には、それぞれのページの内容を簡単にまとめてみたので、チェックしてみてくださいね。気になる人はぜひ各ページをご確認ください。

 

1.体外受精のスケジュール

体外受精による不妊治療の、おおまかなスケジュールについて紹介していくページです。以下に、その概要を簡単にまとめてみたのでご一読ください。

  • 卵巣刺激(排卵誘発)
  • 排卵させる
  • 精子を採取
  • 媒精(シャーレの中で受精させる)
  • 分割胚(受精卵が、細胞分裂を起こして胚盤胞となるのを待つ)
  • 移植(胚盤胞を子宮へと戻す)
  • 妊娠判定

2.体外受精の治療法

体外受精の治療法についてくわしく解説をしていくページです。体外受精の各治療段階における方法の違いと、それぞれのメリット・デメリットを説明します。以下に、その内容を簡単にまとめてみました。

  • 排卵を誘発させる方法の種類 ・アゴニスト法(ロング法・ショート法など) ・アンタゴニスト法(HMGセトロ法) ・完全自然周期法 ・クロミフェン(クロミッド(r)またはセロフェン(r)) ・セキソビッド(r) ・フェマーラ(r)(またはアナストロゾール(r)) ・タモキシフェン(ノルバデックス(r)) ・エストロゲンリバウンド
  • 受精のさせ方シャーレ上で卵子と精子を出会わせるということについてくわしく解説します。精子の動きが悪い場合は顕微授精になることについても説明します。
  • 移植の方法の種類 ・分割期胚移植 ・胚盤胞移植 ・二段階胚移植 ・各移植をサポートする方法として「アシステッド・ハッチング」「凍結融解胚移植」「孵化補助術」について
  • その他、精子凍結などについても紹介します

3.体外受精に関わる費用の目安

  • 体外受精による不妊治療にかかる費用の目安について
  • 体外受精の治療に保険が適用されない理由について
  • 料金シミュレーションの一例を紹介(体外受精で受精卵を得られた場合、体外受精で受精卵を得られなかった場合など…)
  • 体外受精の治療費システムとして、「成功報酬制度」というシステムを取り入れているクリニックもあるということを紹介。「成功報酬制度」の内容についてもくわしく解説
  • 体外受精による不妊治療で実際かかった費用を紹介。3~4例の女性の体験談を掲載
 

体外受精(IVF)のまとめ

さて、いかがでしょうか?体外受精の治療の概要や、どんな場合に適応となる治療なのかをくわしく見てきました。

体外受精にかかる費用やスケジュール、治療方法の詳細などは別のページでくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。